ナイトマーケットと迷子(ルアンパバーン)
2008/10/13 11:15:21 (Mon)
Category:ラオス一人旅(2008)
ルアンパバーンのナイトマーケットは、バンコクやチェンマイのナイトマーケットとは異なり、すごく静かで、客寄せもなく、ただ優しい声で「サバイディー」というだけだ。
買い物をするものとしては、それくらいが気持ちがいい。
お腹がすいたので、ビュッフェの出店へ。
ここのビュッフェは2年前もあり、5000Kでプレートに盛れるだけ盛る形式。
日本円にして80円でお腹いっぱいになるのだ。
ごはんは少しさめているが、この価格にしてはかなり贅沢ができる。
買い物も本格的に始めた。
ルアンパバーンの人は根が優しいのか、流されやすいのか、はたまた俺の押しが強いのか、半額くらいまで下げることが可能である。
英語がある程度通じるので、カタコトの単語を並べたり、基本的なラオス語の本を見せながら交渉だ。
例えば、初めてルアンパバーンに来たから安くしてくれ、あなたはかっこいい、あなたはかわいい、さっきの店はもっと安かった、あなたが好き、愛しています、etc。。。
だいたい値段の1/3を自分で提示し、そこからお互いに歩み寄る。
相手が高い値段から折れなくなったら、「別なところを探す」といって立ち去ろうとすると、「How much??」と聞いてきてさらにまけてくれるところが多い。
言葉が分からなくても大丈夫。
電卓が用意され、それでお互いに希望の額を打ってやりとりする。
交渉の結果、
布2つ 300B→250B
ティッシュケース 100B→80B
ティッシュケース 100B→70B
スカーフ2つ 300B→160B
茶っ葉5個 100000K→45000K(単体で買うと1つ25000K)
布団カバー 230000K→125000K
布団カバーについては、自分の家のベッドのサイズに明日までに作り直してくれると言ってくれた。
顔忘れて明日布団カバーをもらいそこねないように写真を撮った。
それにつられて、出店の前に座ったら横から声をかけられた。
「日本人ですよね?」
見ると、日本人の男(名前は広太)が交渉中だった。
交渉を手伝いつつ、一緒にレストランにいかないかと誘い、ビアラオを飲みながらいろいろと話した。
彼の話を聞くと、自分よりすごい体験をしていて、うらやましくも思った。
年下で、大学2年生にして海外一人旅。
俺もそのくらいから始めれたらなぁ。。。
タイから入ったのだが、路上の犬をかわいがっていたら、なんとその犬が狂犬病持ちで、噛まれたというのだ。
狂犬病は、感染すると神経を冒され、最終的に凶暴化して死に至る病気だ。
発病してしまったらほぼ確実に死亡するが、潜伏期間がある。
彼は噛まれてからすぐに病院へ行き、現在も治療中だという。
狂犬病だけで終わればよかったのだが、、、まだ興味深い話を持っていた。
タイで、日本語うまいタイ人と仲良くなり、家に泊めてくれると言われたそうだ。
その時、タイ人に「レートのいい両替を私の知人がやってくれる」といわれ、2万円を渡したのだが、消えてしまったって。。。それからある意味人間不信だって。
1つの旅でこれだけのアクシデントが続くなんて。。。
狂犬病は、その犬に近づかないということである程度予防できるし、両替も、一緒についていったり、キープを見るのが先だ、といって待つのがいい。
初の海外一人旅だから、日本的な感覚でそうなってしまったんだろうな。。。
2万円を渡してばっくれるって常套手段だ。
日本人は海外旅行に来るくらいだからお金を持っている。
そこでお金がない、というのは、彼らにとっては理解できないだろうな。
お金があるから海外にきたんだろ?って。
でも、こういう経験は後にいかされると思う。
次はどうすればいいかが分かるし、何かを行うときに背中を押してくれる。
話のねたにもなる。
そういう意味では、彼はいい経験したと思う。
帰り道、迷子になった。
というのも、ナイトマーケットが終わる10:00以降、電気もほとんど消え、真っ暗闇なのだ。
建物もどれも同じに見える。
地図はもっているが、泊まっているゲストハウスへの道が、どう探しても見つからない。
人に聞いても、そんなゲストハウス知らない、と言われる。
ニーシャっていうインドレストランの近くなのに、そこも分からないといわれた。
1時間くらい歩き回ったが、だめだった。
こりゃ野宿かな。。。。
何人かのラオス人は、周りの人に聞いてくれたりしてめっちゃ嬉しかった。
ラオス人は本当に優しくていいなぁ。
最終手段だ。
民家に入って聞いてみよう。
幸い、玄関が開いている家があった。
家族でテレビを見ている最中だったが、その中の女の人が一緒に探してくれるって言ってくれた。
涙が出るほど嬉しかった。
見ず知らずの人にこんなにも優しくしてくれるなんて。。。
途中まで一緒に探してくれたけど、そのゲストハウスは見つからず、でもインドレストランの話をしたら、
「ここを右に曲がったところに、ニーシャかは分からないけどインドレストランがある。そこに行ってみて!だめだったらまた戻ってきて!」
こういわれ、その通りにいったら、本当にニーシャがあった!
そこを曲がったらゲストハウスもあった!!
ありがとう!!!
もし写真を撮っていなかったら、、、と思うと今でもぞっとする。
その日は疲れ果てて、そのまま深い眠りについた。
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